手術当日2目を覚ましたら回復室だった。寒くて寒くて体の震えが止まらない。 後から考えたら麻酔が抜けて行く時の副作用だったのかもしれないけれど、とにかく寒くて辛かった。 1時間くらいして意識がハッキリして来た頃、着替えられるようなら帰っても良いと言われた。 主人に連絡するから携帯の番号を教えてくれと言われたけれど、朦朧としていて何だかあやふや。 間違った番号を言ってないか自信が無かったけれど、とりあえず通じたみたいなので正しかったらしい。 その後、術後の注意事項の説明をされたけれど、それもぼーっと聞き流した。 とにかくだるだるで頭が働かない。 セデーション恐るべし。全身麻酔と何ら変わらない効きっぷり。 いや、前回全身麻酔した時の方が麻酔の抜けは良かったような?気のせいかな。 消毒液が足やお腹に付いているから拭くように言われてタオルを手渡されたのだけれど、それがまた冷たくてぞっとした。 ふらふらしながら何とか着替えて車いすに載せてもらって玄関へ。 主人と息子が車で迎えに来てくれた。 まだロレツが回っていないと指摘されたけれど、実際うまく喋れないのだ。 やっと家に帰れる!と思いきや、ファーストフードのポテトが食べたいと言う息子。 え?と思ったけれど、ふらふらする以外は体調が悪い訳でも無いので、行く事にした。 手術直後にファーストフード、私ってアメリカ人みたい。 主人は術後に担当医と会って、無事に手術が済んだ事とやはり妊娠組織を採取した事を説明されたらしい。 この日一度も担当医の顔を見ていない私。 結局誰が私の手術をしたのだろうって思ったけれど、主人に説明をしにきたのが彼女なら当初の予定通り彼女がしたのかな。 無事にすんだのだから別に良いか。 前回は帰宅の車の中でひたすら気持ちが悪かったけれど、今回は眠い。ひたすら眠い。 息子が話しかけて来ているのに、対応がおぼつかない。 気持ち悪いよりはましだけれど。 これで私の夢の妊婦生活も全て終了した。 あまりどん底じゃない自分に驚きもしたけれど、空しさはやっぱり消えない。 今更ながらに自分の年齢がうらめしい。 4回妊娠3回流産って、ちょっと多すぎるよな~ ジャンル別一覧
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